東北地方・お寺での「豊平峡温泉水車のある露天風呂」写真無断使用・示談ニュース

「やわらぎの里豊平峡温泉水車のある露天風呂」写真・転載厳禁・プロ写真家なわたよりのぶ
豊平峡温泉水車のある露天風呂

 掲載写真「豊平峡温泉水車のある露天風呂」は、2011年12月7日、札幌市内で唯一の源泉100%掛け流し(加温なし・循環濾過なし)天然温泉【やわらぎの里 豊平峡温泉】露天風呂にて、取材のため支配人立ち会いの下、特別許可を取得して撮影した作品で、一般客による温泉内での撮影は許可されておりません。

 今年の秋、東北地方・お寺ホームページでの写真無断使用を発見しお寺へ連絡、削除措置・無断使用期間確定後、長期間無断使用に伴う【写真貸し出し料金表】【写真貸し出し使用規定】に基づく100万円を超える損害賠償請求を実施し、速やかな支払いにて示談となりましたので、ニュース情報として皆様にお知らせ致します。使用制限「転載厳禁」や、著作権表示「ⒸYorinobu Nawata」が為されていてもお構いなしで、無断使用が為されていたお寺のホームページは、閉鎖されました。

 プロ写真家は、写真使用料金(正規使用・無断使用を問わず)が重要な生活の糧であり、高価なカメラ使用機材(耐用年数が限られる)や旅費などに回して、新たな作品創作活動の原資となります。創作(著作)に対するリターンが無ければ、継続的な創作活動が出来ません。
 著作権法の趣旨は、著作権及び著作者人格権の対価(リターン)を著作者が得る事で、新たな作品創作の原資となる様に、創作活動維持のために定められているものです。無断使用が横行すれば、良い音楽作品、良い漫画、良い文学作品、良い写真作品など、数多く創作される結果に伴い生み出される良質な作品を創作する環境が奪われることになるため、結果として、無断使用の横行に反比例して、作品の数が減少したり、質が落ちたりする、文化創作活動を阻害する社会悪となります。詳細は、『著作権について』をご参照ください。

プロ写真家・縄田頼信 について

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