写真教室（デジタル写真・プリント）インターネット版　index

　　　コンパクトデジタルカメラの縦横比は３：４、ポストカードの縦横比は２：３、35mmフィルムの縦横比は２：３です。比率の違いや、ケラレ（実データでは映っているのに、プリント画面では、欠けている部分）を考慮してプリントデータを準備しないと、頭や足が欠けたり左右に映っている人物が半分に切れたりするプリントになります。
　
　　ケラレる寸法は、プリントを行う会社のプログラムによっても異なるので、事前にテストプリント発注をして、サイズ毎のケラレ寸法を把握しておくと間違いがありません。下記サイズ・データよりも大きいデータでプリントした際には、必ず自動トリミング処理されます。小さいデータの場合は、小さな辺が規定寸法となるように拡大処理され、結果、長辺がトリミングされます。

　　ネットプリントの場合、明るさやカラーを補正する前に、ご利用のパソコンモニターの、色空間【参照・Wikipedia】を、【sRGB】に設定します。通常、sRGBに対応したカラー設定がなされているため、これら以外の色空間で設定された色は、大幅に色見が異なります。また、モニターの経年劣化に伴う、明るさ不足やカラーバランス・ズレなども色調が異なる要因となります。

　　下のカラー領域図を比較すると、赤色系（人物）写真の場合は、sRGB、Adobe RGB共にほぼ同一のカラー領域です。しかし、緑色～青色（風景自然写真）の範囲は、sRGBが極端に少なくなっています。特に、緑色領域では、再現可能な範囲が極端に低くなっています。即ち、緑色や青色が多数含まれる風景写真の場合、sRGBではなく、Adobe RGB処理でなければ、撮影時のカラーは再現されません。色空間領域外のカラー認識及び設定が肝要です。

縄田頼信写真家事務所でも使用している、稼働200時間毎にキャリブレ－ション補正される

モニター：AdobeRGB対応　ColorEdge CG2420-Z（キャリブレーションセンサー内蔵）

　下記表【最適 pixel数 目安】は、私が利用している近所のラボへ注文する際のものです。
フジカラー系ラボの場合、Pixel 数　目安　解像度300または400dpi/inch データが最適となります 。
パソコンで作る Myポストカードの場合、　入稿・作成画面サイズ148×104mm＝1748×1222Pixel
有効保証エリア141×93mm＝1666×1098Pixel、とメーカー表記されていますが、
実際仕上がり寸法144×96mm＝1701×1134Pixel、となります。
画面のケラレが想定される場合、ケラレ画面選択コピー、ファイルから新規・OK、編集からペースト、
イメージからカンバスの回転・カンバスを反転、選択コピー、元画像にペースト、位置補正、最後に
レイヤー統合して、ケラレが少なくなるように編集します。
年賀状は勿論、各種写真入りオリジナル・ポストカード作成にお役立て下さい。
※2007年10月11日現在の仕様で確認！　メーカー仕様変更の場合上記と異なります。

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Adobe RGBの色域をほぼ100％カバーする広色域液晶搭載

プロ仕様キャリブレーション対応液晶モニターWindows & Mac両方に対応
通常モニターは、色が安定するまで約30分必要。
特許技術採用センサー搭載で、電源投入直後から正確な色で作業開始！