オーロラ Northern Lights ロゴ
イエローナイフ 8/12
ワンポイントアドバイス 8.
 
 フィルム巻上げは,ゆっくりと徐々に行う。超低温下では、フィルムは硬くもろくなり、静電気の起こる可能性を少なくするため、まき戻しもゆっくり徐々におこなう。電動の巻き戻しは不適。最悪の場合、途中でフィルム切れが発生する。カメラをアースすれば静電気を防げるが、超低温下でかつ、夜間屋外の撮影現場では困難を伴う。私のオーロラ作品は、特別のアース対策が施してある。

ワンポイントアドバイス9.
 
 撮影途中暖房の効いた部屋に撮影機材を入れない。結露防止のため、撮影終了時は2重袋でカメラ・レンズを覆い、更にバッグに収納し、常温下で数時間以上(一晩)放置し、その後フィルムの巻き戻しを行う。
詳細は、
結露防止対策の頁参照。

ワンポイントアドバイス 10.
 
 結露対策やバッテリー切れなど、-40℃の超低温下屋外では、多くのツアー参加者の約半数の人々が、撮影不能に陥って折、カメラやレンズ、ビデオカメラなどを壊している方々も多く見かける。液晶は、氷点下では壊れます。

ワンポイントアドバイス 11.
 
 メガネの防寒対策が不十分な方、無謀にも雪遊びに興じ軽い凍傷となった方など、自然を甘く見ると厳しいしっぺ返しに遭います。ちなみに、暖かいバンクーバーから来て、早朝の四角い太陽を撮影していたカメラマンは、肺が凍り亡くなりました。地元の子供たちも、−30℃以下では、走ったりの激しい動きは行いません。高齢者の高血圧なども考慮し、十二分、ご注意して撮影に望まれますよう。

 
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