ブルーペンギンのコロニー　　オマル・Oamaru

日没後の薄い暗闇の中、
ブルーペンギンはコロニーに戻って来る。
２３時過ぎ、コロニーから宿へ歩いて帰る途中、
市内中央にて迷子のペンギンを発見、
私の足元に来て仲間を探す素振りを見せる。
車が多く通る危ない中保護し、
ペンギンコロニーまで約２０分間の道のりをＵターンする。
静かに胸に抱きかかえられていたが、
思いのほかペンギンの体温は高く、
体重計測（900g）バンディングNo.29359のペンギンの子供は、
私の名前でコンピューター登録された。
黒い袋に入れられ、コロニーの巣穴に無事戻された。

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