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オーロラの音 |
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イエローナイフの街明かりよりも遥かに明るく、真上に来たときシャッターを切ったが、オーロラは一時として、同じ場所にじっとしていなかった。頭上に満月よりも明るいオーロラの帯が来た時、凄く強い静電気を体に感じ、(プラスチックの下敷きを擦り、静電気を発生させ、頭髪や皮膚に近づけた時、髪の毛や体毛が逆立つ状況)と、同じ感覚を数秒間体感した。その時、静電気の放電に因ると思われる「ジリジリ」という大気のノイズも、4秒〜6秒間、聞こえた。真上から右へずれていく僅かな時間のみで、上空を離れるとノイズも静電気現象も消滅した
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現在のオーロラ科学では、オーロラは音を発生しないとなっている。何故なら、大気が殆ど無いに等しい場所で発生し、かつ、オーロラ下端まで約100kmの距離は、空気中に伝わる音の速度で計算しても不可能だと考えられている。 |
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私の仮説 |
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現在の科学では、強いエネルギーを放つオーロラは、強い静電気の発生と電離層や送電線への影響が確認されている。しかし、大気中の静電気放出に伴う、大気の揺らぎや摩擦などのノイズは、未だ解明されていない。これらの大気中の静電気が、大地との放電に伴うノイズを、オーロラの音として聞いているのだと私は仮説した。 |
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