赤間硯職人・故なわたほうせん
赤間硯職人・故縄田宝泉/転載厳禁・プロ写真家なわたよりのぶ
略歴
大正14年 硯職人を父に、山口県生まれ。本名・縄田民人
昭和18年 戦時中、長崎造船所に徴兵される。
昭和46年 屋号を、宝泉堂と定める。硯製作者名・縄田宝泉
      硯職人は、農家兼業などが多い中、硯一筋に打ち込み蓋付き赤間硯の第一人者となる。
昭和52年 通商産業大臣指定・伝統的工芸品の伝統的技術(伝統工芸士)認定。
      テレビ・雑誌などでも、蓋付き硯製作職人として度々取り上げられる。
      赤間硯生産組合長として活動。
      古端溪硯の修復を依頼され、彫刻模様を再現する。
      新端溪硯も、原石の段階から生産を依頼され手がける。
      若田硯も、見本彫刻作品を依頼され手がける。
      韓国硯も、職人育成用の見本彫刻作品を依頼され手がける。
昭和62年 バブル時代、今まで中々出来なかった、超高級彫刻赤間硯を製作。
      職人は、手間を掛ければ懸けるほど良い物が出来ることを知っている。
      腕に覚えがある職人にとって、値段を厭わない最高級品を依頼され手がける
      のは、職人として最大の喜びである。
平成03年 最後の石山・採石を行う。
平成07年 硯製作過程の粉塵により喘息を患いながらも、採掘された原石を全て加工し、赤間硯の職人を引退する。
平成10年 永眠。(享年72)

 
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