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水ペーパーを使うと鋒鋩が丸くなるので、水ペーパー利用はNGとの記述を目にします。
硯は、生きた墨を得るために毎回洗う事が重要です。 それでも、長年用いると、どうしても古い墨が付着してしまいます。 そんな時、販売時にサービスで添付している【水ペーパー180番】を用い、 水を付けて丘(墨を磨る部分)を磨ると、付着物を除去して、鋒鋩(ほうぼう・石が有している棘のようなもの)を引き起こす「目立て」が出来、墨の澱(おり)が良くなります。 赤間硯石の鋒鋩は、【水ペーパー180番】では丸くなりません。 それよりも細かい300番などの水ペーパーを用いると丸くなります。
赤間硯、端渓硯、雄勝硯、など、硯石それぞれが有している鋒鋩に違いがあり、夫々に適合した目の粗さの水ペーパーを用いると、鋒鋩の目立てに有効です。限度を超した細かな水ペーパーでは、どんな硯石でも鋒鋩が丸くなり、思うように墨がすれなくなります。
また、水ペーパーよりも一回り粗い素材の、硯専用砥石なども販売されています。TOP頁参照
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